ちょっと今日はまじめなお話。
グリーンツリーの第5期は色々とラッキーな事があり、第4期と比較して、売上で1.7倍、利益は約8倍になった。
ただ第6期も同じペースで売上と利益が上がるかというと、よほどラッキーが重ならない限り難しい。
これはグリーンツリーが「人に依存したビジネスモデル」だから。
先日あのインフォプレナーで最も有名な菅野一勢さんもブログで同じ話をしている。
簡単に言うと、事業を継承させるために、菅野一勢さんの会社(社名:ホットライン)を3つに分割し、自分は会長となり、各々に社長を置いたらしい。
これにより各々の会社が切磋琢磨し、売上が上がるだろうと目論んだのですが、結果は売上が3分の1になったそうだ。
つまり「菅野一勢」という天才によって会社が成り立っており、「人に依存したビジネスモデル」だったため、そのノウハウを持たない、もしくはそのノウハウを一部しか知らないメンバーでビジネスをやったため、一気に売上が下がってしまったという事。
普通3分の1になったら、即会社は潰れるね。そこで菅野一勢さんは、
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将来を見据えて経営していくとなると、
人ありきのビジネスモデルは非常にリスキーです。
そもそもが人に左右されない
誰でも同じ結果を導くことができる、
マクドナルドのようなマニュアル化でき、
学生でもおばさんでも、同じ結果を出せる、
シンプルなビジネスモデルを
構築しなければならなかったのです。
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といっています。つまり「人に依存しているビジネスモデルを続ける限り、大きな拡大は難しい」ということと、「はやく人に依存しないビジネスモデルを構築する事」が本当に大切だと思っています。
グリーンツリーの場合は、サイトから売上をアップさせるノウハウを提供している会社。
SEOはそのノウハウの1つでしかなく、最先端のネット技術はほぼ全てマスターしなければならないし、実際に自分でやって試行錯誤しないとそのノウハウはなかなか得られない。
自分でアクセス解析やWebマスターツールなど、様々なツールを使いこなし、PDCAをまわし、そうしてやっとノウハウが手に入るのであって、毎日やっても数年はかかる。
そこでグリーンツリーでは『速効SEOブログ』にノウハウを詰め込み、社内のメンバーがそのノウハウをあまり知らなくてもある一定の製品クオリティを維持しているわけですが、お客からなぜ?と聞かれた場合、どうしても答えられないケースがある。
キャズムを読んでいる人は知っていると思うけど、通常企業はキャズムを越えたあとは美味しい成長期を迎えますが、その後は成熟期に移行するわけで、必ず衰退が待っています。
その時に、新しいイノベーションが生まれるかがカギな訳ですが、「人に依存するビジネスモデル」の場合は、その人に依存してしまうわけで、非常にリスクが高い状態になります。
この様な状況の中、ハイパーインフレへの対応(以前のブログ)も考えると、本当に時間がない。
私が非常に危機感を持っているのは、こういった背景があるから。
是非、GTG(グリーンツリーグループ)はその危機感を全員で共有し、一致団結してこの荒波を乗り越えるべくがんばろう!